幼稚園って
息子が年少さんのときの話♪
親から離れられず、朝、
べりべりっと、マジックテープをはがすかように
私の抱っこから先生の手に・・・
ぎゃん泣きですよ。(ーー;)
しかも、毎朝。
親の都合で年少さんから入れてしまったから
後ろ髪ひかれる、ひかれる・・・
そんな息子、10ヶ月泣き続けました。
よっぽどお母さんが好きだったんだろうなあ・・・
10月の運動会。
入場行進のときから 後ろ向き。笑
前に進まず、歩かず、先生にせなかを押されて、の
しぶしぶ歩き。
そもそも、人前がきらいで
人と何かをすることもきらいで
ひとりでブロックで遊んでいたいタイプの息子。
大勢で運動会なんて、
イヤでイヤでたまらなかったのでしょう。
園児席にいない?
と思うと、園庭のスミっこで もじもじ、いじいじしています。
先生~~うちの息子があそこでいじいじしてるよ~
気づいてあげて~~
そう願いながらの保護者席。笑
私も人の子であり、人の親でした。
そして、いよいよかけっこ。
よ~い どん!
・・・・う・・・うごかない。
はしらない。
スタートのところで もじもじ立ったまま。笑
みんな元気に走り出すのに
うちの息子ったら たちどまったまま。
たまりかねて、先生が抱っこして走りました。
爆笑!!!
いないって、そんな子、なかなか、ね。
でも、いるのよ。
たまにね、いるの。
そんな子もね。
主人の父は、呆れて怒り出すしまつ。
「先生に迷惑かけて・・・」
でもね、わたしは、おかしくておかしくて
かわいくて、かわいくて
いとおしくて、いとおしくて♪
ひとりで クスクス、ケラケラ笑っていました。
年中もこうかしら、年長もこうかしら
小学校になってもこうかしら
まさかねえ・・・
いつ動くようになるかしら♪
そんなことを考えて見ていました。
かわいかったよ♪
ほんとに、かわいかった♥
そんな息子、中学、高校と、リーダーとしてまとめる役を
引き受けるようになりました。
そして今じゃ、ヒゲとすね毛の大学生です。
子どもは、そのときどきで、変わっていきます。
いつまでも いじいじ モジモジではありませんから。
心配しないで
あたたかく、いとおしく
見守ってね♪
なんでちゃんと走らないの?
みんなと同じことができないの?
そんな言葉でしばらないであげてね♪
そもそも、なにが「ちゃんと」なのか
なぜ「みんなと同じことをやらなくてはいけない」のか
な~ぞ~~~
みんなちがって
みんないい
いえ、しつけはまた別の話よ。
ベンチや座席に靴であがるのはダメだし。
公共の場でさわいだり走り回るのも、ダメですよ。
2018年4月 椎名篤子