優しい空気
子どもってね
テキストに時々チラッと文字を書きます。
昨日、あっこさんが毛虫を釣った絵に
「やったー!」と書いてきたこうちゃん。
「なんでよ~?」と聞くと
「いつもあっこ先生は、ケーキとか宝とか独り占めだから」
と。
ふふふ、狙い通りの反応(^^)
そういうことに気づき、いろんなことを考えて
それをテキストにアウトプットしてくれることこそが
もっともっとの狙い。
「あっこさんは食いしん坊だからねえ」
と私が言うと
「そうだそうだ」
とこうちゃん。
そんなやりとりをしていると
隣で学習していた6年生の空が
「そこがあっこ先生のいいところだよな」
と。
「あら、よくわかっているわねえ、私を♥」
と言うと、こうちゃんが
「ふふん」と笑った。
そしたらね、空がね
「俺は長いから、あっこ先生をよく知っているんだ」
と。
くぅ~~、泣けてくるぜ~~~
その言い方が、一瞬で
私だけでなく
こうちゃんも暖かくしました。
入会してすぐは、様子をうかがい、私を恐れます。
上目づかいで私の顔色を見ます。
そして今度は私をいじりはじめます。
私との距離感を見て観察するのです。
どこまで許されるか、と。
そのあとは、従順になります。
そして、愛に変わります。
子どもはみんな、同じ反応を示します。
それぞれの段階で成長していきます。
だからね、いつも、あるがままで対応します。
どんな段階でも、
うんうん、そうかそうか
と、優しく大きく包み込んだら
本当にね、優しく賢く素敵な子に成長しますよ。
帰るとき、こうちゃんが
「消しといたよ★」と、テキストを見せてくれました。
「こうちゃん、私はこんなふうに書いてくれることが
すごく嬉しいから、消さなくていいんだよ。
また発見して書いてね~~いろいろ出てくるからね♡」
この日、こうちゃんは
私からのやさしさと
空からのやさしさと
両方持って帰ったことでしょう。