親を超える

糸島の中1

指導を始めてまだ1年もたっていないのですが

 

四角はいくつあるかな

という問題で、

中1の女の子は「6!」と答え

小学生の弟は「4!」と答えました。

「どっちもおしいねえ」と伝えると

「え~~!」とまた考えはじめる。

 

中1の女の子は

「え~~、ん~~?」と私の顔を見たので

軽くウインクしたら

「あ!!」という顔をして

「ん~」と

さらに考える姿。

 

彼女の答えはあっているのですが

弟に考えて欲しくて

「だまっててね」のサインを送ったつもりなのです。でも

まだ「え~~?ん~~」と考えている姿を見ていると

通じなかったんだな、と思いました。

 

そのうち弟が

6?

と答えました。

それでも彼女は

「あたり!」などと言わず

黙ってにこにこしているだけでした。

 

そばにいたご両親も、黙ってみているだけでした。

 

ふつうは

え? ちがうでしょ

とか、

ほら、ここにもあるよね

なんて、ね

指さしたり 教えたり ヒントを出したりします。

「あたり!」と言って

私は出来ているわよ、知っているわよオーラを出します。

 

彼女はそれをせず

みんなが知らないふりをして

考えるしぐさをして

だまってにこにこするだけでした。

それがなんとも自然で、わざとらしくなくて。

優しい配慮が出来る素敵な女性になりますね。

いえ、すでにそんな子ですね。

 

これね、なかなか出来ないこと。

普通の親も きっとできませんよ。

言いたくてうずうずしちゃう

教えたくてうずうずしちゃう

でしょ?

 

中学生にして

すてに指導者の資質が身についた

ってこと。

すごいことなのです。

 

本当にすごい!!

感動しました。