褒める

褒める、って、実はなかなか難しい。

すごいね

よくできたね

がんばったね

私たち大人は安易にそんな言葉をかけるけど

私が小さかったころ

すごいね?

なにが?

良くできたね

できてないよ、気に入らないのに

頑張ったね

頑張ってないよ、まだまだ出来るのに

 

こんなふうに、反発心をたくさん持っていました。

口にはしないけど、ね。

 

年長さんのころ、あつこの「あ」がうまく書けず

何度もお絵かき帳に練習していたら、

先生が「上手にかけたね」と言いました。

 

え~~、全然上手じゃないから悩んでいるのに!

私はそう思いました。

 

ちょうど参観日のときで、

そんな中でも、まあまあうまくかけた「あ」を母に見せたら

「あ、うん」という素っ気ない態度でした。

今思うと、ほかに気を取られていたのでしょうけど

「あ~、まだまだなのか」と、さらに練習しました。

 

あのとき褒められていたら

はあ?? あんたの眼力はその程度か?

それとも私をバカにしてるのか?

と思っていたでしょう。

 

はい、私はそんな気に強い子でした。

 

多くの子どもたちを見てきて

どんな子も、その子の「できた」と

こちらの「できたね!」が一致してはじめて

それは「褒め言葉」になります。

 

自分で納得いかないことを褒められても

ち~~っとも嬉しくない

ってことです。

 

褒める子育て

でも、そこは褒めるべきではないだろう?

と思う場面がたくさんあるので

書いてみました。