「褒める」

先日、あるお母さんが

「よくできたときは思いっきり褒めます。」

とおっしゃいました。

 

言葉に敏感な私は、日常いろいろな場面で違和感を感じます。

でもその違和感が何か、その場ではわかりません。

あとでゆっくり考えて

あ、こういうことか!

と、言語化します。

日々感じる違和感を「言語化」することは、とても大事です。

 

さて

「よくできたときは思いっきり褒めます。」

この違和感は「限定される褒め言葉」という点。

 

「よくできたときは」「頑張ったときは」

など、親や先生の褒め言葉って、限定されることが多いですね。

 

私の「褒める」の定義は少し違います。

「できなくて当たり前」

だからです。

「できたときに褒める」

ではなくて

「できてもできなくても褒める」

 

ん~~、褒める というと語弊があるのだけど

生きているだけで素晴らしい

これが根底にあります。

だから、出来なくてもやっただけで「すごい」「えらい」だし

やらなくても、元気でいてくれたら「嬉しい」し

元気じゃなくても

ここにいてくれるだけで「有難う」なのです。

 

だから、どんな場合も

いいねえ、へえ、素敵ね、なるほどね、わお

なのです。

 

字がきれいにかけたときに褒めます

→字を書いただけで

「いい字だねえ♪」

となります。

 

どんなにずっこけた字でも

「いいねえ、素敵な字だね」

と伝え続けたら

子どもの文字はおどろくほど素敵になります。

堂々とした素晴らしい文字になります。

 

悪いところを指摘するのではなく

良い点だけを伝え続ければいいのです。

簡単よ、かんたん。

 

毎日、日々、瞬間のすべてを

「へえ、なるほどねえ、すごいね、いいね、すてきね」

に切り替えるんだもの。

自分も幸せになるし、相手も幸せになる。

 

褒めようとするから

褒めるところがない~~~

になるのよ。

 

褒めようとしなくていいのよ。

無理しなくていいのよ。

 

いつもにっこり、口角をあげて

へえ、いいねえ、すてきねえ

 

 

口から出る言葉を優しいものにすればいいだけよ。